賞味期限が近い食品などが安くなってる場合、買う派ですか?買わない派ですか??
私は買う派です✋
では、正規料金だとどうですか?
例えば牛乳。正規料金だと、製造日が一番新しい物を選んで買いますよね?
以前に読んだ記事で、(どなたが発信されてたのか忘れてしまいましたが)
賞味期限が切れそうなものをあえて選んで買うことで、廃棄されるものを減らせるからそうしている。
というのがありました。
それ以来、よほど期限が切れそうではない限り、そして、すぐに使い切る予定があるのならば、手前の商品をとるようにしています。
(果物や野菜は傷んでる部分が少ないのを取ってしまいますが💦)
実はこれ、化粧品業界でも廃棄処分が問題となっていたようです。
肌につけるものなのでもちろん、使用期限が設定されています。以外とこれ、みなさん疎かになっている部分で、ずいぶん前に買ったファンデーションや口紅やアイシャドーを使ったりしてませんか?
「SHIRO」や「THREE」といったブランドコスメもオフプライス市場に参入したようで、化粧品廃棄の軽減につながり私たち消費者のお財布にも優しく、一石二鳥のニュースです!
コーセーやコスメキッチン、「スリー」「シロ」参入でオフプライス市場に活気 化粧品廃棄軽減に貢献
コーセーやマッシュビューティーラボ、「シロ(SHIRO)」「THREE(スリー)」などがオフプライス品の販売に乗り出している。化粧品業界はセールをしないのが通例で、オフプライスでの販売は行ってこなかった。しかし近年、サステナビリティの観点から化粧品業界でも化粧品の廃棄問題が課題となっており、オフプライス品の販売は廃棄軽減に貢献する取り組みとして各社が取り組み始めている。
昨今の環境問題への意識の高まりから衣料品や食品などの廃棄量は具体的な数値で示されている。一方で化粧品の年間廃棄量はつまびらかになっていない。化粧品は基本的に製造から3年間の使用期間があり、定番品が多いことから廃棄が少ないとされてきた。しかし、メイクアイテムなどはシーズンコレクションや限定品も多くあり、販売期間を終えた製品量は少なくない。こうした現状を踏まえ、オフプライス販売を選択しているようだ。
コーセーは直営店でシーズンを終えた製品を20〜40%オフで販売
コーセーは、4月から直営店のメゾンコーセー銀座店と表参道店、メゾンコーセー公式サイトでシーズン中に売り切れなかった製品の販売「コーセー グリーンバザール(KOSE GREEN BAZAAR)」をトライアルスタートした。「お客さまからは、買い物を楽しみながらも、それがエコな活動に自然とつながっているという点に共感してもらい、店頭やSNSなどで賛同の声を多く頂いた。グリーンバザールを知らずに店舗に立ち寄った人もクイズPOPなどをきっかけに、立ち止まり関心を持ち年代問わず幅広い世代のお客さまが、購入してくれている」(同社広報担当者)と好評のため10月から定常的に実施している。
取り扱いブランドは「雪肌精(SEKKISEI)」や「エスプリーク(ESPRIQUE)」「ヴィセ(VISEE)」「ジュレーム(JEL’AIME)」など約30ブランド。ドラッグストアなどで展開するブランドが中心だが一部百貨店ブランドを扱う。販売価格は正規価格から20〜40%オフが中心だ。使用期間については「当社のルールに沿って品質に問題ないものを販売している」という。また「一人一人の購買や消費の行動が、人と地球の明日を思う新しい形になることを願っている」と語る。
コスメキッチンは5〜70%オフでオーガニックアイテムを手頃な価格で提供
マッシュビューティーラボは、御殿場プレミアム・アウトレットに新業態セレクトショップ「コスメキッチン ヴィレッジ(COSME KITCHEN VILLAGE)」を2020年11月にオープンした。初進出となるアウトレット店は「よくあるアウトレットストアではなく、オーガニックアイテムを手頃な値段で提供するトライアルストアにしたかった」(同社PR担当者)という思いからだ。オープンから1年が経過するが、静岡や山梨から来る人やもともとコスメキッチンやビープル バイ コスメキッチンを愛用している人など、遠方からの来店者が多いという。
好調なブランドは「エコストア(ECOSTORE)」で食器用洗剤や衣料用洗剤など、日常に寄り添ったアイテムを購入する人が目立つ。量り売りも行い、レフィルを持って来店する人も増えている。同社のオリジナルブランド「エッフェ オーガニック(F ORGANICS)」も人気で「『エッフェ オーガニック』スキンケアをオーガニックのものに切り替える人が増えているという声も聞く」。また店内にはイートインスペースを設けていることもあり、家族や友人、パートナーなどがコーヒーを飲みながらくつろいでいることも多いためコーヒーの売り上げ個数も毎月上位を占めている。「コーヒーが目的の来店者もおり、オーガニックコーヒーは当店の看板メニューでもある」。
店内の製品カテゴリー構成比はスキンケア が21%、フード・飲料が21%、メイクが14.7%、ヘアケアが12.9%、ボディーケアが10.3%。製品は正規価格の5〜70%オフで販売。「製品を最後まで無駄にせず、お客さまに届けたい」との思いから、製品の使用期限・賞味期限はアイテムにより異なるが、コスメ系は期限まで1年未満、食品は期限まで8カ月未満のものを対象とする。同店が通常の店舗に影響を及ぼすことはなく、「トライアル価格で購入できるお得なストアとして、ブランドを知っている人、知らない人にも好評を得ている」。
「スリー」は店舗販売を終了した製品を一律30%オフで販売
ACROは昨年11月に「スリー(THREE)」の期間限定アウトレット店を御殿場プレミアム・アウトレットに出店した。「スリー」がアウトレットに出店するのは初めてだが、「これまでの化粧品は大量生産・大量消費が前提だったが、世の中のモノに対する考え方も変わり、サステナブルな考えも浸透してきた。オフプライスに対する考え方も変化してきている」(PR担当者)とのことから出店した。また、「スリー」のモノ作りの根幹にあるサステナブルな考えにも合致しているという。
販売するのは、店舗で取り扱いが終了した製品や品質に問題はなくてもプロパーでははじかれてしまう製品。一律30%オフの価格で提供する。「オフプライスであっても、購入してもらうだけはなく最初のブランドとの接点として実際に試してもらい、世界観を伝えられるタッチポイントと捉えている」こともあり顧客を含め多く人が訪れ、売り上げは予算並に推移している。店舗は21年1月11日で終了するが、現在のところ常設の予定はないという。
「SHIRO」は23年春メドにオフプライスも扱うショップ開設
「SHIRO」は23年春をメドに創業地である北海道・砂川市に新工場や「シロ」のショップを建設する。「製造工程上、製品への傷や外箱のつぶれなどはゼロにすることを目指しているものの一定数発生する。製品として品質に問題なく使用できるものの価格を見直して提供する予定」(PR担当者)。製品不良をゼロにする取り組みを進めながらも発生した製品を廃棄するのではなく循環させ地球環境に貢献していくという。
その前段階として20年12月に公式ECサイトで“アーカイブ販売”をスタートした。限定フレグランスアイテムや、処方変更を行う前のスキンケアアイテムなど、店頭やオンラインサイトで販売が終了した製品を中心に販売。これらはほかの全ての製品と同様に品質管理を徹底し、安全に使用できる製品だ。「店頭で人気の限定フレグランスシリーズ (さくら219やピオニーなど)は、すぐに完売になるケースもある」という。アーカイブ販売の製品価格は定価となるが、ECサイト全体で箱なし(エシカル割)対象の製品を優先表示し、エシカルな取り組みを推進している。